新着情報
NEWS
埼玉から!サイディングプレカット!
埼玉県の会員企業さんから、工場でサイディング材をカットしたときに出た「廃材」の写真が送られてきましたので、
少し「廃材」にまつわるお話をします。
窯業系サイディング材の一般的の大きさは「縦455㍉×横3030㍉×厚さ」(※他のサイズもありますが…)。
それを必要なサイズにカットして使用します。
そこで余った切れ端が、廃材です!
下の写真は住宅一棟分のもの…… 製品に見えますが「廃材」です。
量を測ってみると……「約0.54立米」なので、比重が1.1~1.15だから…… 重さにすると……… なんと594~621kg!!!
こんなにたくさんの「廃材=ゴミ」が発生してしまうのです!
今、この廃材の「廃棄費用」が問題になっています!
以前は1立米(1m×1m×1m)の「廃棄費用」が1万円くらいでしたが、最近地域によっては2倍~3倍くらいになったという話を聞きます。
何とか、このゴミ(廃材)を少しでも「減らす」ことは出来ないでしょうか?………
◆ その一つの取り組みとして、サイディング メーカーさんが廃材を回収して「製品への再利用(リサイクル)」を進めています。
サイディング メーカーさんが「廃材」を「安い」費用で回収してくれるのであれば本当に助かりますよね。
※メーカーさんの廃材回収BOXです。
しかし メーカーさんにも事情があって、なかなか思う通りには行きません。
現場からの廃材回収が難しい…… 廃材の分別が必要…… 輸送費用の問題……
リサイクルプラント設備の建設など……
「リサイクル」がいろんな意味で良いのは分かりますが、普通に考えれば、
廃棄(捨てる)以上に「リサイクル」には費用がかかりますから、コスト的メリットは期待できないと思います。
また折角回収した廃材も、「ほんの数パーセント」原材料として加える程度ですので、すべての廃材が「リサイクル」に回せる訳でもないんです。
でも「環境のため」…「未来の子供たちのため」…には、「リサイクル」を進めないといけませんね~
メーカーさん頑張ってください!!
◆ もう一つの対処法として考えられるのは、廃材から「出隅コーナー」を作ることです。
廃材を有効利用する方法では、一番ではないかと思います。
捨てるはずの廃材から「出隅コーナー」を作ることが出来れば、
廃棄費用を抑えることが出来きますし、なおかつ出隅制作で利益を生むことが出来るので、一石二鳥となります。
業界全体が、廃材をただ捨てるのではなく、もう一度資源になるように知恵を出す必要があると思います。
「工場でカットして」 → 「端材で出隅を作る」
そんな循環型社会に少しでも貢献できればうれしいですね。
※サイディングプレカット協会では、プレカット事業を少しでもご理解いただくため
工場見学や現場見学を随時行っております。
お気軽にお問い合わせください。
事務局